3d Days

3Dプリンタの記事

3Dプリンタの方式(用語集①)

3Dプリンタと言っても色々と形式があります。

 

熱溶解積層法(FDM :Fused Deposition Modeling)または

FFF(Fused Filament Fabrication)とも呼ばれます。

最近、特許が切れたらしく爆発的に増えた低価格機に多い方式。

古くからある方式で簡単に言えば「ソフトクリーム製造機の手の部分を

機械で制御している感じです」

 自動工作機械(NC加工機)の構造をベースにしている


5軸制御立形マシニングセンタ MX-520 & MAM72-42V


Creality CR10S Full review! Is it better than old CR10?

 

 構造が簡単の為、安価であるので自作から完成機までラインナップが多い。

弱点は上記のように「アイスクリームみたいに樹脂を乗っける」ので強度

が必要な物を作るのはかなりの熟練度が必要で出力に時間がかかったり

外気温に弱いと言う弱点があります。

 

光造形法

3Dプリンタと言う言葉が流行る前は3次元光造型機とか言われていまして

大手プラモデルメーカーとか医療用に多く普及していて。

まだ高価だが個人でも手が届く価格の製品も販売されています。

 


アビーの光造形式3Dプリンタ「SCOOVO MA10」で光造形中

 構造は光硬化樹脂(UVレジン等)を特殊な水槽に入れ

水槽の下に感光するシートが敷かれていてそこにレーザー光が当たることにより

光硬化樹脂が硬化することにより形を作ります。

とても精度の良いものを作ることが可能ですが。

洗浄機等設備に場所・お金がかかる。大きい物を作るのはまだ業務機しかない

硬化樹脂及び感光シートは消耗品で適度に交換しないといけない。

よい性能の分、ランニングコストが高いです。

レーザーはプロジェクタみたいにDLP形式とかで制御しています。

今後、低価格になると思います、ポストFDM形式です、

 

末法

3Dプリンタが報道された時に良く出てきた巨大なプリンタで

主に産業用で普及しています、

石膏・コンスターチ(でんぷん)・水性硬化樹脂等を敷き詰めた皿に

インクジェットプリンタのインクヘッドと同じな噴霧器を使って

液体を降りかけて造形する方式です。

上記のインクジェットプリンタの技術をそのまま使えるので

HP等プリンタ作っているメーカが参入しています。

カラー印刷は出来ます。

精度はいい反面、取り扱いや場所等の制限があり個人機はまず出ないと思います。

最近ではレーザーで金属粉末を溶かして整形する機器が産業用として

実用化され、ジェットエンジン等の複雑な機械を作る装置として普及が見込まれています。


3D Printing Eyeglass (Zprinter 450)

 

インクジェット法

光造形法と粉末法の中間に位置する方式です。

光硬化樹脂を噴霧して、紫外線ランプ等で硬化させる作業を繰り返して出力します。

まだ参入しているメーカが少ないのでマイナーな分類です。


KEYENCE AGILISTA-3100 高精細3Dプリンタ 3D PRINTER キーエンス

低価格に作れるようになれば日本の紙プリンタのメーカが参入して

家庭用として普及するといいと思います。

比較的取り扱いは簡単そうですが。。。

 


半自動積層機(マガジンレスタイプ)

映像の通り、切ったシートを積層する方式です。

MEMSや半導体で使われている方式です。

 

主にこう言ったタイプになります。

 

もっと革新的な機構又は融合した機種が出てくることを期待します・

。。。安価でね。

 

YOUTUBEで参考動画をお借りしています。